
【ノベル】【官能小説】揺れる心 チャラ男に奪われた清純女子大生の純潔、片思い男の嘆き【エロ漫画完全版】
【ノベル】【官能小説】揺れる心 チャラ男に奪われた清純女子大生の純潔、片思い男の嘆き|d_601215| 彩花は気が強い性格と黒髪のボブカットが魅力的な20歳の女子大生。テニスサークルの同級生・悠斗と友達以上恋人未満の関係だが、優柔不断な彼に物足りなさを感じていた。そんな中、バイト先のチャラ男・亮に飲み会で酔わされ、勢いで初体験を奪われる。背徳的な快楽と罪悪感に揺れる彩花は亮の誘惑に抗えず、その後も関係を重ねてしまう。一方、彩花の変化に気づいた悠斗は、彼女と亮の関係を知り、嫉妬と敗北感に苛まれる――。※ヒロイン視点の三人称文体で展開され、一部にはヒロインと友だち以上恋人未満の関係にある男の視点も含まれます。文字数は約12000字で手軽に読めるボリュームになっています。テキストファイルとPDFファイルを同梱しています(テキストとPDFの内容は同一です)。挿絵はありません。【本文サンプル】 居酒屋の個室は笑い声とグラスの音で賑わっていた。彩花はバイト仲間たちとテーブルを囲み、ビールを手に持つ。 普段はあまり飲まない彼女だが、亮の「飲めよ、彩花ちゃん!」という軽いノリに押され、グラスを口にする。アルコールの苦味が喉を滑り、身体が温まる。「彩花、意外と飲めるじゃん! もっとイケイケで行こうぜ!」 亮は隣に座り、肩を軽く叩おた。その手が触れた瞬間、彩花の心が小さく跳ねる。亮の存在感は悠斗とは違い、強引でどこか危険な匂いがする。 飲み会が進むにつれ、彩花の頬は赤く染まっていった。会話は弾み、亮の軽い冗談に笑いがこぼれる。気持ちが高揚しているのが分かる。 寮の視線は時折、彩花の唇や首筋に注がれていて、彼女は気づかないふりをしたが、心臓が速く鼓動しているのを自覚した。 こういうところも悠斗とは違う。女としての自分を亮は意識してくれている――そこに心地よさを感じてしまっていた。「なぁ、彩花ちゃん。ちょっと外で話さね?」 亮が囁き、店内の喧騒の中、彩花は酔った勢いでうなずいた。二人で店の裏口へ出ると、夜の空気が冷たく頬を撫でる。彩花は少し酔いを醒まそうと深呼吸したところで亮が一歩近づいた。「彩花ちゃん、ほんと可愛いよ。こんな子、放っておく男ってバカだよな」 亮の声は低く、甘い。彩花は笑って誤魔化そうとするが、彼の手が彼女の顎に触れる。「え、ちょっと、亮さん……?」 彩花の声が震える瞬間、亮の唇がいきなり彼女の唇に重なった。不意打ち同然の突然のキスに、彩花はまったく抵抗することができなかった。 これが彩花のファーストキスになってしまった。 柔らかく熱い感触に頭が真っ白になり、身体が硬直する。唇が触れ合う感触は、想像していたものとあまりに違っていた。(う……そ……私、キスしてる……!?) 悠斗との初々しい瞬間を夢見てきた彩花にとって、この軽薄な奪われ方はあまりにも予想外だった。心臓が締め付けられるように痛み、ショックが全身を駆け巡っていた。「んっ……!」 彩花は亮の胸を押し、強引に唇を離した。亮はニヤリと笑い、彼女の肩を引き寄せる。「なに、照れてんの? めっちゃ可愛いじゃん」 彼の軽い口調に彩花の心は激しく乱れた。 初めてのキスが、こんな形で奪われた。 悠斗との曖昧な関係を思い起こし、あらためて胸が締め付けられた。ショックと怒りが混じるが、酔いのせいで言葉が出てこない。まだ唇に残っている亮の感触が、彼女の心をさらに揺さぶる。「な……何するのよ、亮さん……」 彩花は弱々しく呟くが、亮は笑うだけだ。「戻ろっか。まだ飲むぞ!」 彼は軽い調子で店内に戻り、彩花は呆然とその背中を見つめた。 唇に残る熱が彼女の心を乱し続ける。悠斗に知られたら、彼はどんな思いをするだろうか? 駄目だ、忘れよう。忘れるんだ――。